進路の本棚 ― 本のリレー紹介[第43回]紹介者=籠山 学教諭/登別明日中等教育学校
2019年10月26日
この本は、数学のノーベル賞といわれるフィールズ賞を39歳(1970年)で受賞された広中平祐先生の著書で、1984年の発行。私が高校時代に読んだものです。その頃の私は「何で数学を勉強するのか、何の役に立つのか」と疑問を抱いていました。これは数学の教員になって以降、いつも生徒から聞かれる声でもあります。と同時に高校生の私は「数学者とはどのような天才的な才能を持ちあわせて、どのように特別な勉強をしているか」に興味を持っていました。